運転制御システム故障、影響6万8千人 5新幹線不通

 28日午前8時すぎ、東京都北区上中里2丁目の東京新幹線車両センター内の運転制御システムの一部が故障し、新幹線の信号が正しく表示されなくなった。この影響で、東北と上越、長野、山形、秋田の各新幹線が全線で約4時間運転を見合わせた。正午すぎにシステムの回線を替えて運転は再開されたが、計76本が運休。42本にも最大5時間近い遅れが出るなど、休日の旅行客を中心に影響は計6万8500人に及んだ。

 関東運輸局は、JR東日本に再発防止などを求める警告文書を出した。

 同社によると、故障の発生は28日午前8時7分ごろ。車両センター内の信号を制御する装置が故障し、付近を走る新幹線に、速度や停車位置情報などを送るデジタルATC(自動列車制御装置)に不具合が起きた。原因は不明という。このシステムは、従来のアナログ方式から07年7月に変更された最新式で、これまでに同じトラブルはなかった。同社は、システム内の回線を詳しく調べている。

 発生時、仙台発東京行きの「やまびこ202号」と、長野発東京行きの「あさま504号」が車両センター近くを走っていたが、運転士が見る車内信号が「赤信号」のまま変わらなくなったため、いずれもJR田端駅(北区東田端1丁目)付近で停車し、立ち往生した。

 乗客約940人は、約2時間にわたり車内で待機した後、線路上を1キロ前後歩いて保線用の階段から道路に降り、社員らに田端駅まで誘導された。

 JR東日本では、今月17日と18日にも朝のラッシュ時に中央線と常磐線で信号機が故障したり、架線が破断したりするトラブルが発生。計37万3千人に影響があり、関東運輸局から18日に警告文書を受けとったばかりだった。
| 真実

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。