松井“手術拒否”…治療で“8月復帰”目指す!

左ひざ手術を含めた治療方針の決定を迫られていたヤンキースの松井秀喜外野手(34)は21日、担当執刀医の診察を受けた後チーム首脳陣と話し合いを持ち、手術を回避して再起をかけることが決まった。手術回避は松井自身の強い意思によるもので、完治のためには手術が必要との認識で一致している担当医、チーム首脳を説得しての決断となった。理学療法での治療を続けながら8月中の復帰を目指す。

 松井はこの日、午前中にNY市内の病院を訪れ、昨年の右ひざ手術担当医のロデオ医師の診察を受けた。午後になって球場入りし、キャッシュマンGM、ジラルディ監督と会談。松井の強い希望に加え、ここ数日で左ひざの腫れが引いて快方に向かっていることから、ロデオ医師も手術回避による今季の復帰可能性があると判断。チーム首脳陣も松井自身の責任による決断を尊重し、手術を回避することで合意した。

 報道陣の前に現れた松井は少しすっきりした表情。「とりあえず今回は手術を避けて、もう少し(理学療法による)治療をがんばりたいという結論になった。やはり今年プレーしたいという気持ち。試合は少なくなってもチームの力になりたいということに尽きる。もう少しがんばってみてチャンスにかけてみたい」と、チームを説得して自分の希望を通した理由を説明した。

 しかし、基本的には手術が必要な状態の左ひざであるため、手術回避は一つの賭け。再び患部が悪化する可能性や、手術を延期することで来季プレーへの影響、さらに根本治療を避けることによる長期的な松井自身の選手寿命に与える影響など、さまざまなマイナス要素を勘案したうえでの決断だった。

 さらに、今回手術回避の決断をしたものの、状況次第では手術を再考しなければいけない場面が来ることもあり得ることも示唆。「一時悪くなったが今はいい状態。しっかりプレーできる状態になって復帰できる。手術は選択肢の一つではある」と松井。今回の決断により、リハビリ治療を続けるものの、その過程中も常に手術の可能性を意識しながら、復帰を目指すことになった。

 基本的には手術やむなしの立場を取っていたキャッシュマンGMは「手術は選択肢の1つではあるが、松井がもう1度これまでの治療法で復帰を目指して戦い抜きたいという意向だった」と状況を説明した。

 松井については「手術をすれば今季出場はできなくなるが、松井は少しでもチームに協力したいという気持ちを持っており、復帰チャンスは少ないかもしれないが、その精神を尊重するとともに誇りに思い今回は手術をしないことになった。松井はタフでチームにとって特別な存在だ。医師も彼の試みを尊重している。シーズン後に手術をしても来季キャンプには影響しないと思うし、やってみる価値はある」と話した。

 松井の熱意におされるように手術回避に合意し、松井のチャレンジを見守るつもりだ。

| 真実

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